麻雀入門 〜とんぷーで逢いましょう〜
第三部・まぁじゃんの役(その一)

■役について■

麻雀の役をつくるにあたって、「面前」(めんぜん=鳴かないで聴牌する事)でないと成立しない役と、鳴いてもつく役があることに気をつけて下さい。
又、以下に示す待ちの形は、出来ている手の場合を示しているので、必ずこの待ちになるという訳ではありません。


「翻」とは、点数を数える上で、基本得点(=符と言います)を何倍するかを示す数です。


■一翻役■

リーチ(立直):「面前」の場合に限り、「聴牌」(てんぱい=あと1枚で上がる状態)した事を宣言する事で一翻つくと言うものです。
→待ち

※リーチのやり方:自分の順番になった時に、「リーチ」と、宣言をして、リーチ棒(1000点棒)を場に出して、牌をカワに横に向けて切ります。
リーチをかけると、かけた人は「裏ドラ」と言ってドラの下ツモの牌の次も(普通のドラと同じ様に)ドラに数える事が出来ます。
つまり、「裏ドラ」は、リーチをかけた人だけにある権利です。
カワ↓
←これ!
ただし!リーチをかけると、その後、自分の手を変えてはいけません。
また、「ノーテンリーチ」と言って、聴牌していないのに、リーチをかけることも、「チョンボ」です。

翻牌(ほわんぱい):三種類あります。

役牌:三元牌のうち、どれか一つでも刻子になると、一翻がつきます。
↓の場合は「中」が役牌で、一翻。
→待ち

※又、↑の手のになった時にその時の場風、又は自風が「東」なら、「東」で上がると、 もう一翻(場風、自風両方なら二翻)上がる事になります。
このように、上がり牌によって、手の大きさが変わる場合を「高め」、「低め」があると言います。

場風:その時の場の風(東場なら東)が刻子である。
「南場」の場合は「南」が刻子の場合に一翻つきます。
→待ち

自風:自分の場所の風(局で変わる)が刻子である。
↓この場合「自風」が「北」。自風は、局ごとに右回りで、「東」「南」「西」「北」の順で変わります。
自風が「西」だったら、局が変わると次の自風は「北」
→待ち


以上は、役ではありませんが、一翻が付いて、上がれます。

ツモ(面前清=めんぜんちん):面前で且つ、自分で上がり牌を引いてきた場合につく役です。

全て自分で引いて来ないと、「ツモ」はつかないので、注意が必要。
つまり、他から上がれないのが「ツモ」なので、タンヤオやピンフ、 リーチと組み合わせて、自分でツモって来た時に、一翻上がるという形 になるのか、たまたま引いてくるかのどっちかですね。(汗)

タンヤオ(公九牌):公九牌を一切含まないで、中張牌のみで作った手です。
→待ち

※これは、ルールによって変わって来て、クイタンがアリの場合は鳴いても有効で、ナシの場合は上がるまでに鳴いてしまうと、役になりません。


ピンフ(平和):面前で聴牌が条件になる。頭以外が全て順子で、且つ 「待ち」(上がれる牌)が順子の両面(りゃんめん)以上になった場合に付く役です。
↓この場合、四萬がくると、タンヤオもつくので、「高め」になります。
→待ち

イーペーコー(一色二順):面前で聴牌、同じ種類の順子を2組揃えた役。
↓この場合4索5索6索の順子2組がそれにあたります。又場風か自風が「東」の場合「東」が来たら「高め」。
→待ち

チャンタ(全帯公=ちゃんたいお):全ての組み合わせに、公九牌を含んでいる役。面前なら一翻上がる。
↓この場合「中」でも一翻つくので、結果的に二翻になる。又面前なら三翻。
→待ち

サンショク(三色同順=さんそうとんしゅん):同じ数の順子を各数牌(萬子 ・索子・筒子)で揃えたもの。面前なら一翻上がる。
→待ち

イッツウ(一気通貫=いっきつうかん):同種の数牌を123456789と 集めた役。面前なら一翻上がる。
↓この場合待ちが両面になるので、面前なら、ピンフもついて三翻。
→待ち



■二翻役■

ダブリー(ダブルリーチの略):最初に牌を切る時点で、リーチする事。
#全然関係ないですがぁ、配牌でおっダブリーっと思ったら最初のツモできちまってぇ。。所謂「地和」。役満ってやつですかぁ。はい。言ってみたかっただけです。

トイトイ(対々和=といといほう):頭以外が全て、刻子の組み合わせ。
↓この場合は「白」が来ると「高め」。
→待ち

サンショクドウコク(三色同刻):同じ数の刻子を三組揃えたもの。
→待ち
狙って出来るような手じゃないです。。

サンアンコウ(三暗刻):暗刻が3組入っている組み合わせです。
→待ち
結果から言うと手の内に暗刻が3個出来る事は稀。シャボ待ち(頭二面待ち)でツモった時につくことの方が多い。そんな時は、リーチ。
もしも面前で三暗刻が出来てるなら、ダマ(リーチをかけたりしないで、聴牌を他の面子に知らせない事)よ!ダマっ!

サンカンツ(三槓子):槓子が3組入っている組み合わせです。
↓この場合「中」で一翻、又場風か自風が「南」だった場合はそれぞれ一翻、両方とも(場風、自風)なら、なんと!風で二翻の併せて三翻上がります。
→待ち
前提として刻子を三個持っている必要があります。あと、槓すると、ドラ、表も裏も増えます。
#全然関係ないですがぁ。槓三回やって、リーのみに振ったらドラ6になっていた。。所謂自爆ってやつですかぁ。。

チートイ(七対子=ちーといつ、ニコニコとも。。):対子を7組揃えたもの。
→待ち
当然面前です(対子は鳴けないから)。また、当然単騎待ちです。

ホンイチ(混一色=ほんいいそう):字牌と一種類の数牌だけの組み合わせ。
→待ち
見え見えになりがち。。

ジュンチャン(純全帯公=じゅんちゃんたいお):全ての組み合わせが、老頭牌を含むもの。
→待ち



■四翻役■

ショウサンゲン(小三元):三元牌のうち、二組を刻子に、残りの一つを 頭にした組み合わせ。
小三元そのものは、二翻ですが、二組の刻子で二翻つくので、結果的に四翻になる。
→待ち
「中」を待ちたいところですが。。「白」「発」を鳴いてしまっていると、他家からはまず出ませんねぇ。(笑)

ホンロートー(混老頭):公九牌だけで、刻子または槓子と頭を作ったもの。
これも、本来二翻の役ですが、結果的にトイトイを含むので、四翻になる。
→待ち

チンイツ(清一色=ちんいいそう):一種類の数牌だけで作ったもの。
→待ち
「フリテン」になりやすいので、注意が必要。
鳴いても四翻つくので、沈んでいる時に見え見えで狙ってみたり。。

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