麻雀入門 〜とんぷーで逢いましょう〜
第一部・まぁじゃんを始めるまで

■勝敗■

最終的に最も高い得点を取った者が勝者となります。 点取りゲームです。(←これ、重要!)絵合わせゲームじゃないです。

■どんな遊びか■

麻雀は、牌をヤマから拾ってきて、いらない牌を捨てて、最終的に 上がりの形になるように組み合わせ、 最初にそれが出来上がった人がその試合の(「局」と呼びます)の勝者となるゲームです。
上がる為には、ヤマから牌を拾ってくる(ツモる)他に、他の「面子」(めんつ=一緒に打っているメンバーの事) が切った(捨てた) 牌をもらうと(鳴くと呼びます)言う方法もあります。
誰か一人が上がった時点でその「局」は終了になり、点数に応じた、 点棒ををやりとりします。

基本的に4人でするゲームで、親が持ちまわりになります。
元々は、東、南、西、北の順番の四つの「場」があって、反時計回りで、 親が交代して、全員が一通り親をやったところ(つまり、四局。)で、一つの「場」が、 終わり、四つの「場」が終わった所で、ゲームは終わりになります。
その時点で最も点数の高かった人が勝者となります。

※要するに「東場」では、それぞれが最低1回は親をやって、(東一局〜東四局) 全員の親が終わった所で、「東場」が終わり、「南場」に入るという流れです。

ただ、最近では、とゆうか、普通は「西場」や、「北場」というのは、 あまりやらないで、「東場」と「南場」の「半荘」(=はんチャン)を 2回やって、それで一旦終わり、その時点で点数の合計を出し、 勝敗を決めると言うのが、一般的です。

■勝利条件■

決まった形の牌の配列を作り、最初にその形が揃った人が、その局の勝者となります。んで、半チャン2回やったところで、 一番点数の多い人が勝ちですね。

■牌について■

上がりの形を説明する前に、麻雀の牌の種類と、呼び方について、 説明します。

麻雀の牌を見たことのある人は、分かると思いますが、牌には大きく分けて、 「字牌」と「数牌」があり、それぞれの牌には同じ物が、四個ずつあります。
つまり、麻雀の牌は、字牌の7種類×4の28個と、数牌の9×3種類×4の108個を合せて、136個です。

※実はこの他にも「花牌(はなぱい)」と呼ばれる、春夏秋冬の4個の牌が、 ありますが、使いません。ってゆうか、「上海」以外で、使った事ないです。

「字牌」(=じはい・つーぱい)には「」(=とん)「」(=なん)「西」(=しゃあ)「」(=ぺい)の、 四種類の風牌と、
」(=はく)「」(=はつ)「」(=ちゅん)三種類の三元牌(さんげんぱい)があります。

「数牌」(=かずはい)には、「萬子」(=まんずorわんず)「索子」(=そうず)「筒子」(=ぴんず)の、 三種類があり、一から九までの数があります。

萬子」(=まんず・わんず)
索子」(=そーず)
筒子」(=ぴんず)

※読み方は、1から順番に、
いー、りゃん、さん、すー、うー、りゅう(ろー)、ちー、ぱー、きゅう(ちゅう)です。
はい、言ってみましょう、さんはい♪
♪いー、りゃん、さん、すー、うー、りゅう(ろー)、ちー、ぱー、きゅう(ちゅう)♪
覚えましたか?(笑)

数牌の中で、一と九の二種類の端っこの牌は、「老頭牌」(=ろーとーぱい)と 呼びます。文字通り、頭(=一)と老(=九)の牌です。 それ以外の間に入っているパイを「中張牌」(=ちゅんちゃんぱい)と呼びます。

又、老頭牌と字牌を合せて、「公九牌」(=やおちゅーはい)と呼びます。


■ゲームを始める前に■

以下に麻雀を始めるまでの下準備のような事を記しますが、ゲームや、又は、 既に麻雀を知っている人と打つのなら、自分からする必要のない事ばかりなので、 いきなり全然麻雀を知らない者ばかりで集まって、且つ本物の牌を使って麻雀を しようと言うのでない限りは、そう一生懸命読む必要ないです。(^-^;)
強いて言うなら、ドラですね。どら!!ここで重要なのは。

○場所決め

一番最初にするのは、「場所決め」です。
用意するのは、4種類の風牌(東、南、西、北)と、偶数と奇数の字牌各1個です。 風牌を混ぜて伏せて並べ、その左右に数牌を並べ、並べなかった人が二個のさいころを振ります。 さいころの合計の分だけ振った人から右回りにその人を一として数え、その場所が「仮東」になります。

仮東の所にいる人がもう一度さいころを振って、合計が偶数の時は、数牌の偶数側から、奇数の時は奇数側から、伏せた風牌を 一人一枚ずつ引きます。

後は夫々自分の引いた牌に合った場所に移動します。 場所とは「仮東」の場所を「東」として、右回りに「南」「西」「北」となります。 ここで東になった人が「仮東」です。

※場所決めはこれが正式というものでもないらしいです。もっと簡単にしたりもするようですし。
因みに自分の左側を上(かみちゃん)右側を下(しもちゃん)と呼んだりします。

ここまでが、場所決めです。

○親決め

ここで、初めて、牌をジャラジャラと混ぜて、積み込み。。おっと、積み上げます。
積み方は、牌を二段に積んだものを横に一列。

※私は、幼少の頃、父から、最初に左右に二個と三個のを組んで五個、後は両手に三個を三回、 それを二列にして、最後に重ねると教わりました。
もっとも、ゲームや、自動卓等、牌を積むと言う行為自体が減ってますが。

最終的に場に牌が無くなって、夫々の前に牌のヤマが出来たら積み終わりです。

これで、麻雀が出来る体制になりました。
そこで、「仮東」が出来たヤマの中の四角の中で、さいころを二個振ります。そして、出た数字の合計の所に座っている人が、 最初の局の「親」(起家=ちーちゃ)になります。


○点棒について

実は、この辺に来る前に、既に各自の持ち点を決めて、点棒を持つのですが、点数の説明は、結構複雑なので 後述する事にして、ここでは簡単な記述だけに留めます。
「普通は27000点持ちの30000点返しで、差額分はトップが取る。」

※これはどういうことかと言うと、30000点で±0、つまり、全然点数が減らなくても、 元の点数のままだと、最終的な、点数計算では、−3になってしまい、又逆に、トップになった人は、 差額分の3000×4の12000点をもらえると言う事です。
だから、当然狙うのは、トップ、そして、それが無理でも30000点は取れるように努力する訳です。(笑)


○ツモもって来るヤマとドラ決め

「起家」(親)が決まったら、親はもう一度さいころを振ります。
親が振って出たさいころの目の合計の分だけ、前の場所決めの要領で、 親の前から数え初めて、最初にツモもって来るヤマを決めます。
そして、その数の合計だけ、ヤマの左側から、数えて(二段を一緒にです。)分けます。

分けたヤマの右側から、四個ずつ親から順番に、牌をツモもって行きます。
これを「配牌」と呼びます。これを三回繰り返した所で、親は、上の段の牌を一個飛ばしに二枚ツモもります。
後は、南、最初に親がツモもった牌の下の牌(下ツモ)、西、隣の上ツモ、北、西が引いた所の下ツモの順で一枚ずつツモります。

次に、分けたヤマの切れ目から三個列目の牌の上の牌を表に向けます。 この牌の「次の」牌が「ドラです。

※ドラは数牌なら、次の数字(表に向けた数が9なら1なる)で、字牌なら、東→南→西→北→東・・白→発→中→白・・の順です。
「ドラ」とは、麻雀の点数を数える上で非常に重要な位置を占めています。
点数については後述しますが、ドラを一つ持っていると、点数は二倍に、二個なら、2×2倍にという風にどんどん増えて行くと言う事を 覚えておいてください。

分けた牌の左側にある14枚(七列)の牌(「王牌」=わんはい)は、最後までツモられずに残します。
これで麻雀を始める準備が出来ました。

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